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お芋の茶巾絞り 



                                                                         
思いつくまま作ってみました。なんと想像以上に良い出来で
自分で驚いています。食べ終わる寸前のさつまいもの味が
庶民的でなく高級感を感じる、こんな味をさつま芋は持っていたのか
と再発見した。
感想を聞きたくて友人宅へ持って行き、聞かせてもらいました。
さつまい芋は分かりましたが、大和芋はとうとう分からず、
「栗が入っている?立派な和菓子だ」とお褒めを頂き、和菓子つくりの
楽しさを一段とアップしました。(写真は色が濃く写ってしまいました。)

つくり方  (すべて目分量でしたので、お作りになれる場合は好みでなさって下さい。)

材料  さつま芋。大和芋。砂糖。くちなしの実。あればレモン汁。

1  さつま芋は厚く皮をむき3〜4センチの輪切り、水につけてあく抜きを2ー3度しました。
くちなしの実を入れて柔らかくなるまで煮る。茹で汁を捨てフードプロセッサーでつぶす。
丁寧に作る場合は裏ごしがいいと思います。

 大和芋は皮をむき4〜5センチの長さの輪切りで、柔らかくなるまで蒸す。
蒸し終わったらつぶす口当たりの違う味にするため丁寧につぶさずかたまりを残す。

  お好みの分量のお砂糖にお水を加え煮とかす。そこにさつま芋を入れて、
練りながらお砂糖を混ぜる。この時レモン汁を入れると綺麗な黄色のお芋になると
感じました。(何回かパイナップルの缶詰の実と汁を使った
茶巾絞りを作った経験があります。
そのやり方ですと綺麗な色に仕上がります。
大和芋も同じにお砂糖を煮とかして入れて練り合わせますが、滑らかにしないよう注意。

 2色の茶巾絞りを作る予定でしたが大和芋に緑の食紅を入れて、まだらに
色をつけた大和芋も作ってみました。同量づつ丸め布巾で縛って出来上がりです。

   
下は以前作った物ですが中にパイナップルの缶詰の汁と実を小指だいに切って
 練りこんでいます。色の違いが分かるかと思います。 
         



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