相撲と土俵

 

       お相撲は今夏場所が行われ、楽しんでおられる事と思います。
       いよいよ優勝争えに入りました。今場所は横綱の姿がなく寂しい
       場所ですが、一敗の大関白鵬・関脇の雅山・二敗の大関の千代大海・
       前頭の旭鷲山・把瑠都・の力士が頑張って楽しませてくれる事と思い
       ます。ずっと以前易の本を読んだ時土俵の事が書かれていたのでを
       思い出しましたのでメモっておきます。

       相撲の土俵は正方形の中に、円い俵があって出来ています。
       易学的に考えれば四角は地を表し、円は天を表すものです。
       その土俵の中で東方と西方の力士(人)が天・地・人、和合のもとでの競争
       であります。行司には木村家と式守家のニ家があたり、力士を呼び上げる
       時に木村家は軍配を持つ指を下に向けを示し、
       一方,式守家はとして指を上に向け、陰と陽を区別しています。

       相撲の吊り屋根(昔は4本柱)でよく知られている四隅の飾り、
       青房・白房・赤房・黒房は東西南北の位置を示しますと同時に、
       四神(東西南北の神々、青龍・白虎・朱雀・玄武)の守護の方位を示している
       ものです。奈良時代に入って、庶民の間に普及していった。相撲が、貴族や
       朝廷にも愛され毎年、天覧相撲が行われ、これを相撲節会と呼び,これによっ
       て益々発展していきます。

       北を正面とし、南(向正面)は物を明らかにする所から行司が座ります。
       正面から見て左側が東。右は西になります。 北東が青房。南東が赤房。
       南西が白房。西北が黒房になります。
       ただし、
       土俵の東西南北は実際の方位ではありません。(易学。気学で使用)


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