心の浄化       

     3月1日は娘の月命日です。今年初めてのお墓参りに出掛けました
     お墓の前にはお婿さんの両親が来て綺麗なお花を飾っておられる所でした。
     私にとっては大切な方なのです。久しぶりにお目にかかれて嬉しく思いました。
     神道なので榊だけなのですが、「若い由理子さんですので明るい綺麗なお花を
     飾りましょう」と両親とお婿さんが納骨の時からそうしてくださっています。
     お父様が手作りでコンクリートで花立の場所を作って、花瓶には娘の名前を書
     いてくださいました。
     お参りも済みお昼を美味しくご馳走になり、話題は愛にあふれたお話です。
     気持ちが綺麗に浄化されて愛の大切さをつくづく感じた時間でした。
     商店街を見て歩くうちに縮緬の小物やさんがあり、3人で店内を見て楽しんで
     いるうちにお父様が縮緬めがね入れを見つけ私に買ってあげると仰ったのです
     お母様が直ぐに、「わのりさんお父さんがそんな事めったに言わない人で
     すからチャンスですよ!買って貰ってください。」と私の肩を抱えこむように優し
     く仰ったのです。なんて優しいご両親なんだろう、こんな素晴しいご家族と娘は
     ずっと過ごせたのに残念です。立場は違っていますのでお母様も沢山思う事
     がお有りなのでしょうに、本心から私に優しく接して下さいます。
     私もお婿さんはじめご家族の幸せを毎日祈らせて頂いています。


     覚え書き目次へ        ホームへ