風見しんごさんの喪主挨拶に思う

     
     最愛のお嬢さんと突然のお別れをなさった風見しんご様。この世の
     究極の悲しみ辛さ切なさを突然体験してしまわれ、身の置き所もな
     いことと思います。
     ご愁傷様でございます。えみるちゃんのご冥福をお祈り申し上げます。
     早くに逝ってしまわれたお子さんは短期間に与えられたお仕事を完
     うなさり、人々に笑顔やいろいろの事を教えて旅立っていく気が致します。
     ご挨拶の中で強く勇気のあるお子さんだったと言っておられました。
     「11年間えみるを育てたのではなく、僕達がえみるに育てられた」と言わ
     ました。素晴しい親子で愛にあふれた暖かいご家庭だったのだと
     強く感じました。
     ずっと以前に慎吾さんのお父様がTVのインタビューを受けておられた時が
     ありました。内容は覚えていませんが、素晴しい考え方で芸能界での息子さん
     を見守っているのだと強く感じたことがありました。
     やはり暖かいご家庭で育った慎吾さんは、わが子えみるちゃんもそのように
     育ててきたのが分りました。あるTV局の芸能キャスターさんが「加害者に対
     して今どう思っていますか」と質問していました。普通は「生かして返してくれ
     !」とか恨みを発する言葉が多いと思いますが 
     「えみるは争いや喧嘩が嫌いな子でした。
     僕の口から言う言葉はありません」又「これからは元気で笑顔で過ごす事を
     えみるは望んでいると思いますので明るく生きて行きます。
     元気に頑張る事が供養になると思います。」とお話をなさっていました。 
     聞かれた事に答える事も、人に合う事も 辛い真最中にしっかりとご挨拶を
     している姿には驚きました
     風見しんごさんは人間の一生や生まれ変わり、霊界の事など かなり詳しい
     お人なのかと思いました。
     死亡なさって3日目ぐらいの何が何だか分からない時では現実を認められず、
     逃避してしまうのが普通だと思います。
     あのようなお話が出来る人は殆どいないと思います。
     スピリチュアルな世界を信じて過ごされておられるのか、強く広く清らかな心の
     お方だと心に響きました。
     慎吾さんのご挨拶はずっと心に残ってゆくと思います。


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