クリスマスケーキ

      ケーキが大好きだった娘が旅立ってからの1〜2年はケーキは何処の
      お店で買おうか見て歩き、今より元気があったようで銀座まで行って
      何軒ものお店を回り注文して24日に取りに行っていましたが、
      今年はその元気が出ませんでした。
      それでも近くの有名店は見て歩き来ました。が、気に入ったのが見つからず、
      少し離れた所に開店したお店を思い出し、行ってみて一瞬で此処のケーキが
      いいと決まりました。
      なんと娘が好きだったお店の支店でした。間違いなく娘が
      「お母さん美味しいケーキはこれだよ。
と言っている気がしました。
      本当に美味しく頂く事ができました。
      娘は今夜は必ず家に来ると信じていました。死後の世界は想いの世界
      であって思った事はすぐに現れる世界です。一瞬で行き来が出来る世界
      だそうです。こちらからは五感に感ずることも見ることも聞こえない世界で
      すが、今夜のケーキの美味しさは元気だった頃娘と一緒に食べていた時
      と同じ楽しい雰囲気でした。
      間違えなく今夜は来てくれて居た!!。一休みにケーキを食べて、又人様の
      お役に立つお仕事に行ったと感じました。ケーキを食べ終わったら
      いつもの夫と二人きりの夜になっていました。ほんわかとした柔らかい
      雰囲気はなくなっていました。

      魂と肉体は別なもの、これは絶対だと思います。
      霊能力があって亡くなった人が見える方も大勢います。私は見えなくてもいい
      ですし、霊能力も欲しいとは思いません。娘は霊界、神界で与えられた
      仕事をして守護霊様・守護神様に守られながら生活をしていると信じる事が
      出来ます。
      私は守護霊様・守護神様に感謝してそちらでの娘の天命を祈いるのが
      母からの愛なのだと考えます。そして死者に恥じない生活を絶えず心がけ
      実行する事が大切で、また死者の力が必要な時は何時でも来て
      援助や手伝ってもらっていると確信できます。。
      娘の事ばかり話しているように聞こえるかもしれませんが、後悔したり悲し
      んだりはしていません。

      嘆き悲しんでいるのは死者のためにならないのです。
      自分の身の上を嘆き悲しんでいるだけなのです。
      お金も物質も名誉も地位も要らない世界で自由に過ごしているのですから。
      お子さんをが逝ってしまわれた方。あの顔、あの声、あの姿をもう二度
      と見られなくなった、聞こえなくなった事を悲しむのならまだいいのですが、
      死んで行ったわが子の身の上を悲しむのは止めましょう。

       折角自由になったのです。素晴しい世界に誕生したのです。
       しかもこの世での天命をまっとうして移行できたのです。
       私は娘は今では死によって愛に満ちた、輝ける存在となっていると思って
       います。
       私達家族だけでなく多くの人に娘のあの笑顔は役立っていると信じています。

       (わが子に旅立たれた方にはこのように考えるのには年数が必要で
        難しいと思いますが、少しずつそう思えるようになりましょうね)



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