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19年火鉢稲作り
(2007)

 始めての稲作りを体験しました。
 子供の頃は田植え、除草、稲狩り、脱穀、と手伝っていましたが、
 大変な動労だ!の他あまり覚えていませんでした。田植えが終わって
 緑一面の田んぼや、実った黄金色の田んぼは自然の風景として見ていただけでした。
 実家から秋には取れたての魚沼コシヒカリを毎年送って貰っていますが、
 美味しい!美味しい!有難い!だけでした。
 約半年間育ててみて稲作りのご苦労が身にしみました。
 収穫まで気が抜けず生産者のご苦労に感謝の気持が増しました。

 昨年19年に弟は反当り今までになく沢山の収穫で、
 農機具メーカーさんからお褒めの言葉を頂きうれしかったと言っていた
 事を思い出しました。。朝起きると田んぼの水を見て回る仕事から始める
 様子も思い出しました。
 農家出身の私が想像以上のご苦労があるお米作りを再確認となりました。



 観察記録というより成長記録です。
 お知り合いの方から、肥料と種もみを頂きました。早速稲つくりに挑戦してみます。

 4月始めに先ず土作りをしました。
 日の当たらない所に有った火鉢を利用する事にして(以前お花を育てていた)
 土に腐葉土を入れたり石灰を入れたり袋に入っている肥料を入れて約一ヶ月ほど
 日光に当て野菜くずを煮てから入れたり時々かき混ぜていました



 4月30日   もみを水につける

 お豆腐の容器を利用して水につけて、お水は毎日取り替える。
 4〜5日したら白い芽が出てきました
 芽が出る間に火鉢に土を戻し水を入れて田んぼ作りをしました。
               


 5月4日 種もみをまく

 芽の出たもみを指で押してまく。



 5月12日   第一葉が出てきました




 5月23日   3枚の葉が出てきました。高さ6センチほどです。




 5月25日   3枚の葉が出揃う 背丈9.5センチに成長しています。

 水が枯れているのに気づき急いでお水を入れました。
 5月27日 には背丈12センチになっています。 
 朝晩6リットルのお水を入れていました。油断すると田んぼが乾いています。
 稲の栽培は沢山の水が必要だと言う事を再確認しました。


                                                                                                   

 5月30日  

 葉が4枚になったが茶色に変色した物もあり、どうしたのか分からない?(写真なし)

                      

 6月2日  
   
 背丈18〜21センチとなりました。




 6月6日   田植

 この火鉢の大きさですと一株が丁度良いかと思ったが苗があるし一株では
 寂しいので、苗は3本つづで4株の田植えをしました。

 6月23日   稲の高さ36センチとなりました

 この背丈になる頃には本数が増えると思っていたがぶんげつしない
 やはり土の栄養が足りなかったのだろう?でも今から何を施して良いか
 わからないのでこのままじっとぶんげつを待っていました。


               


 7月6日    ぶんげつしている

 4株からそれぞれぶんげつしている背丈も81センチとなりました。(写真なし)


 8月2日   そろそろ穂が出そうな感じに見えます

 とても元気良く育っています。虫もつきません。





 8月23日   穂が出ました感激でした。

 穂が2本出ている。花も咲いていたが写真撮ってなかったです。




 8月28日   丈の大、小、計20本の穂が出ています。

 嬉しい!上手く実が入って良いお米になるでしょう!そんな気がしている。




 9月5日   38本の穂が出揃っていました。  (写真なし)


 9月13日   全ての穂が頭を下げています。

 実が入り重くなったと言う事ですね。窮屈の火鉢田んぼの中で頑張っている
 稲に愛おしさが湧きました。



      

 9月21日  穂が色づきはじめています。


 先に出た穂は大分黄色くなって来た。

 



 9月28日   穂の色づき具合

 倒れる事もなく立派な稲穂になりました。




 10月16日   稲刈り

 いつ稲刈りをしたら良いのか稲と穂の色具合を毎日眺めていました。
 子供の頃の記憶では稲の葉も黄色くなってから稲刈りだった気がして迷う。
 TVのニュースで葉は青さが大分残っている稲刈り風景を見て決断しました。
 いよいよ本日稲刈りをしました。4株でも子供の頃を思い出し一株をザックット
 一回で刈った。
 二株づつ束ねて干す。稲の結わき方も忘れていなかった。くるっと稲をまわして
 ねじり差し込むのです。懐かしい作業が出来て嬉しかったです。

 洗濯のさおに掛けて干し、雨の日は家の中に干しました。



 刈り取った後を見ると少々貧弱な切り株に見えますが、この土で良く育ってくれました。
 この後に次々と新しい葉が出て来ました。




 11月2日    脱穀 お米の出来上がりです

 16日間干して脱穀をしました。穂を数えてみたら丈の長い稲穂が36本
 短めの物が11本の収穫でした。飾り用に何人かの友人に上げました。
 お正月に飾ったそうです。縁起物ですものね。私も飾っています。

 厚手のカップで押しながら穂をもぎ取りました。

 

 これは1合枡ですので、約8杓ほどの収穫でした。



 実の入っていな粃を選りだしました。左の白い方が粃です。


    


 11月3日  もみすり 

 すりこ木で擂ってみたが上手く行かず、ソフトボールで力を入れてすりました。
 夫が手伝ってくれました。      


 きれいにもみが取れました。お米の出来上がりです。(玄米)

  


 11月4日   精米 

 これが大変な作業でした。思うように糠が取れてくれません、力を入れ過ぎると
 お米が割れます。根気良くやりました。この作業も夫に手伝ってもらいました。  
 枡に入れて見たら半分になってしまいました。白米の出来上がりです。

 



 11月5日   ご飯を炊く

 釜飯の釜を使って炊きました。紛れもなく新米です。水加減が分からず少々柔らかめの
 ご飯が炊き上がりました。神様にお供えして二人で頂きました。
               
 軽く一膳のお米作りでした。毎日頂くご飯のありがたさ貴重さを感じ、自然を相手の
 生産者さんのご苦労に心から感謝いたします。

 

 お知り合いの方が「稲は日本の文化というより魂ですね」
 「土用のうなぎが流行る前は、土用餅が一般的だったようです。」と教えてくださいました。


 米に含まれる主な栄養成分は炭水化物で、その他、タンパク質、カルシウム、鉄、
 マグネシウム、亜鉛、ビタミンB1、ビタミンB2、食物繊維が含まれています。
 米を取り入れた食生活は、米自身が体に必要な栄養成分に必要な栄養素がバランス
 よく含まれている優れた食品であるといいます(ネット上より引用)
 私は胃の調子が少々悪いと感じたときは、ご飯を良く噛んでご飯だけ食べます。
 気が付くと胃はスッキリしています。ご飯が安心な胃薬です。
 知人は風邪を引くとお粥を食べると風邪が治ると言って何十年も実行しています。

 20/7/27   2008/7/27
     
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